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院長コラム

楽しかった運動会が終わり、秋が深まってきました。最近、我が家ではUNOというカードゲームが流行っています。家族全員で勝ったり負けたり大騒ぎしながら楽しんでいます。  今月はお母さんと小学校高学年以上の女の子対象に、新聞などでも掲載され、まもなく接種が始まる「子宮頸がんのワクチン」についてお話します。「子宮頸がん」と聞いて、「高齢の病気?」と思っている方はいませんか。数年前、代理母で話題になったタレントの向井亜紀さんは妊娠途中で子宮頸がんとわかり、妊娠継続を断念し、子宮全摘出後に代理出産でお子さんを授った出来事は記憶に新しいことだと思います。

 

Q1.子宮頸がんはどんな病気ですか?

A.1子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんで、ヒトパピローマウイルスが原因です。

 子宮がんは子宮頸がんと子宮体がんに分けられ、子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんです。20~30歳代の増加が問題になっており、日本では毎年1万5000人が罹患し、約2500人が亡くなっています。原因は他のがんとはまったく違って、ヒトパピローマというウイルスの感染によって起こります。ヒトパピローマウイルスは性交渉により感染し、多くの女性が一生に一度はかかるありふれたウイルスです。多くは一過性で自然に排除されますが、一部が持続感染をして、数年から十数年かけてがん化すると言われています。なお、性感染症や性病ととらえる方がいますが誤りです。

 

Q2. 子宮頸がんを予防できるワクチンって何ですか?

A2. 年内中にワクチンが接種できるようになります。

子宮頸がんはがんの中で唯一ワクチン接種により予防できる病気です。原因がヒトパピローマウイルスですので、このウイルスにかからないようにするワクチンを接種することで病気を予防できることになります。ワクチンは年内にも接種ができるようになり、予防効果が7~8割、性交渉前の10歳過ぎの女子に3回接種を予定しています。接種できる診療科としては、産婦人科はもちろん内科・小児科などが挙げられています。かかりつけの医療機関にぜひ相談してみてください。ただし、費用は3回接種で約4万円と高額になっています。高額ではすべての方に接種は難しく、ヒブワクチンと同様に早く公費負担で接種していただきたいと強く願っています。治療にはお金をかけるが予防にお金をかけない日本は先進国に比べて非常にお粗末です。もっともっとみんなで大きな声を上げていきましょう。

 

Q3. どうすればかからないで済みますか?

A3. ワクチン接種と定期的な検診が大事です。

がんが進行していると、出産が困難になる子宮全摘出になりますが、早めに発見できれば子宮頸部のみの切除だけの治療で妊娠も可能になります。病気の初めでは症状がまったくなく、病気が進行してきてはじめて自覚症状がでてくるので、7~8割の予防効果のあるワクチン接種とともに継続的な検診が重要になってきます。2006年の子宮がん検診は米国で82.6%・フランス74.9%に対し、日本は23.7%と非常に低い受診率です。初期ではほとんど自覚症状がないので、検診が大事であることがわかります。これからはじまるワクチンは100%発症を阻止できるのではないので、ワクチンをしてさらに定期的な検診がかかせません。検診は面倒だから恥ずかしいからと敬遠せず、ご自身の体のためにそして家族のためにも検診を受けましょう。

 

シリーズ~新型インフルエンザ2~

インフルエンザは冬に流行しますのでこれからが本番になってきます。冷静な対応が一番ですので落ち着いて行動してください。母乳で育てているお母さんがインフルエンザにかかり特効薬であるリレンザやタミフルを服用しても、母乳をやめる必要はありません。母乳は赤ちゃんを病気から守る免疫がたくさん入っているのでしっかりと飲ませてください。また、リレンザやタミフルの血中濃度はとても低く、赤ちゃんの腸管からの吸収もわずかのため、母乳を通しての赤ちゃんの影響はほどんとないと言われています。新型インフルエンザワクチンは11月から妊婦さん、ぜんそくなどの基礎疾患のある方から順次始まります。例年になく、希望者も多いと思われます。予防接種の予約はお早めに。

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