• げんき夢こども園:055-268-5577
  • げんきキッズクリニック:055-268-5599ご予約はこちら
image

院長コラム

平成24年9月号(Vol.89)
世界標準に近づいてきた予防接種~最新情報~

2012/09/01(更新日)

長い夏休みがやっと終わりました。通常通りの生活に戻ってきている頃でしょうか。我が家は家族で8月に毎年恒例の市川大門花火大会を見に行きました。年々進化している色鮮やかな、大小様々な花火の数々。観る人たちを本当に楽しませてくれます。

さて、数年前から予防接種時期や種類などが以前とずいぶん変わってきました。今月は予防接種についての最近情報をお伝えします。

 

生後2か月になったら予防接種をスタートしよう!

ここ数年で予防接種の種類が多くなったため、早めに接種を始めることをお勧めします。生後2ヶ月からスタートできるワクチンには「ヒブワクチン」「肺炎球菌ワクチン」「ロタウイルスワクチン」「B型肝炎ワクチン」の4種類があります。これらのワクチンを同時接種で行なえば、早く免疫(=病気を守る)がつきワクチンで病気を防ぐ体が出来上がります。現在「ロタウイルスワクチン」「B型肝炎ワクチン」は費用がかかりますが、すべてのワクチンを接種し、大切なわが子が病気にかからない体にしてあげましょう。特に第一子の場合、全てに慣れないこともあり、家族皆が毎日慌ただしく過ごしていると思います。ママの体も回復しつつある1か月健診後、周囲の人やネットなどの情報を参考にかかりつけの小児科を探し始めてください。生後2か月になるまでに予防接種の予約をしておくことがお勧めです。

 

不活化ポリオワクチン、9月からスタート!

 生ポリオワクチンは100万人に1~2人の割合でワクチン由来の麻痺を起こすことがありました。そのため麻痺の心配がまったくない不活化ポリオワクチンが9月から公費接種できるようになりました。不活化ポリオワクチンは飲むワクチンではなく、注射のタイプになります。時期は生後3カ月から可能で、接種間隔は3種混合ワクチンと同様に3週以上の間隔をあけて初回接種3回後、12~18か月後に追加接種1回の計4回接種となります。9月から始まる不活化ポリオワクチンは以前から世界中で使用されていたワクチンであり、安全性に問題はないと考えてください。さらに現在の3種(DPT)混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを合わせた4種混合ワクチンが11月には始まる予定となっています。4種混合ワクチンができれば、接種回数が減ることになり利便性が向上します。さらにフォームの始まり昭和50~52年生まれのパパやママは子どもの頃に飲んだ生ポリオワクチンの効果が弱かったため、再接種をするように呼びかけています。お子さんと一緒に不活化ポリオワクチンを注射するのはいかがでしょうか?

 

ロタウイルスワクチンは2種類から選べる

 ロタウイルスワクチンが今まで「ロタリックス」のみだったのが、7月中旬からもう1種類、「ロタテック」が使用できるようになりました。ロタリックスは1種類のロタウイルスを弱毒化したワクチンであるのに対して、ロタテックは5種類対応します。効果としてはロタリックスが1種類のみですが、似ているウイルスに対しても免疫を獲得する交差免疫によって他の種類のロタウイルスにも有効であることがわかっています。2つのワクチンを比較した正確なデーターはありませんが、2種類のワクチンとも同等の高い効果があります。接種回数はロタリックスが2回、ロタテックが3回です。接種費用はほぼ同じくらいです。どちらを接種するかはかかりつけの先生と相談をしてください。

 

風疹が流行

 今夏から都市部を中心に風疹が流行していています。妊娠初期の妊婦さんが感染すると、赤ちゃんに難聴や心疾患・白内障・発達の遅れなどの「先天性風疹症候群」になることがあり注意が必要です。妊娠中の検査で風疹の抗体が低いと言われた場合、出産後、生まれたお子さんと一緒に風疹ワクチンの接種をお勧めします。麻疹ワクチンを今までに1回しか接種していない場合、麻疹と風しんが2つ入った混合ワクチンをしていただきたいです。

 

参考文献

ポリオとポリオワクチンの基礎知識(厚生労働省)http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/polio/qa.html

Know VPD VPDを知って子どもを守ろう!

http://www.know-vpd.jp/

風疹 発生動向調査(国立感染症研究所)

http://www.nih.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/700-idsc/2131-rubella-doko.html

ページトップ