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院長コラム

平成31年2月号(Vol.165)
パパママ学級で伝えていること

2019/02/01

 

 北風が吹き荒れ、寒い冬が続いています。今から春の到来が待ち遠しいです。

私の失敗談です。先月、ワイヤレスイヤホンを買い、出張中の電車の中で初めてスマホと連動して音楽を聴こうと操作をしました。気持ちよく聞いていたところ、なぜか周囲の方が私を見るのです。もしかしてとイヤホンをとったら、うまく作動しておらず、スマホから車内にガンガン曲が響いていました。思わず赤面し「すいません」と周囲に謝りました。優しいお客さんばかりで、クスクスと笑って許してくれました。皆さんも新しい機器の取り扱いには十分に気をつけてください。

 昭和町では、初めて妊娠をしたママとそのパートナーであるパパを対象にした「パパママ(両親)学級」という教室を開催しています。9年前から、その教室の一部を私が担当しています。私自身、5人の子育て、そして小児科医であることを活かし、今どきの子育てについて話をしています。今月はその講話の内容の一部をお伝えします。

まずはパパママ(両親)学級に参加を!

 初めての育児は誰もが慣れないので不安だらけです。何も準備をせず、出産してから対応するよりも、市町村が主催している両親学級への参加をお勧めします。母親学級や妊婦健診などでママが参加する話はよく聞きますが、パパの参加の話はあまりありませんので、旦那さんが仕事を休むことになっても一緒に参加することをお勧めします。新米パパは新米ママと比較しても学校・会社で、今どきの子育てを学ぶ機会はほとんどありません。そのため積極的に参加できるといいですね。毎回出会う新米パパである参加男性の多くはママから強く誘われて消極的に参加しています。育児の専門家である保健師さんによる妊婦体験を始め、今後の育児に役立ついろいろな話をしてくれます。そのため、ほとんどの参加者は大満足の表情で帰ります。このような経験を通じて、新米パパが少しずつ本当のパパになっていくのです。子育てに関する理解が深まることでパパも積極的にかかわってくれるようになります。そして、ママを支えてくれます。諦めているママもいますが、あきらめないでください。少しずつ少しずつパパが変わることも子育ての楽しみに入れてください。

パパは立ち合い分娩を経験しよう!

 昔、出産には男性が入れなかった時代がありました。しかし、今は多くの施設で立ち合い分娩ができる時代になりました。パパが出産に立ち会えるのであれば、ぜひ経験してほしいです。一部のママが恥ずかしいなどの理由でパパの立ち合いを拒んだり、パパが血を見るのが怖いから拒む等の話を聞きますが、可能な限り我が子の誕生の瞬間をパパとママで経験してほしいです。一生に一回しかないイベントです。分娩時パパがいれば、ママの手を握って応援することでママへの精神的な支えになります。出産の大変さもわかります。きっと感動しますよ。私は5人とも立ち会っています。5人目は難産だったこともあり、妻の手を握ったり、背中をさすったりしてとても大変でしたが、なんとか無事出産できました。私がいなかったら心細かったに違いないと勝手に思っています。

パパとママとお子さんと一緒に寝ましょう!

 うちのクリニックではワクチンデビューである生後2か月時に来院した時にワクチン接種だけでなく、体重チェック・家での子育ての様子等を聞きます。その中で「パパとママは一緒の部屋で寝ていますか?」という項目があります。多くのご家庭は一緒に寝ているのですが、1~2割のパパだけは別室で寝ています。仕事で疲れているのでぐっすりと休ませたい・仕事が遅い・子どもの泣き声がうるさい・部屋が狭いなどの理由でパパを気遣いすぎたりするママもいます。一方で、ゆっくり眠れないからと別室で眠りたいとパパから言うケースもあるようです。子どもと寝ている時もママは授乳などで大変です。子育てをママばかりですると、パパはママの大変さに気づきません。同じ部屋で寝ていれば、寝ていてもパパはママの大変さに気づきますし、授乳以外のことはパパが対応することもできます。子育てはいろいろと大変ですので、ママばかりせず、パパと一緒に子育てすることが夫婦関係にもよい効果がでます。起きている時も寝ている時もずっと一緒に子育てをしてください。私もおねしょで布団が濡れたり、夜泣きで大騒ぎした時も夫婦2人で手分けして対応しました。ぐっすり眠っていて気付かず怒られたことも含めて良い思い出です。子育てで忙しいのは6歳までの期間限定です。いつもパパとママで一緒に子育てを楽しみましょう。

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