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院長コラム

花粉症

小児科医から最新の医療情報と県内の子どもにまつわる情報をお伝えしております。
この内容は、県内子育て情報誌「ちびっこぷれす」の「午後10時、クリニックにて…〜おほしさまの先生からの子育て応援”談”!〜」に掲載されています。

先月は、小・中・高の息子3人の卒業式に参加しました。それぞれの卒業式で学童期・思春期・青年期の成長を感じることができました。式の最中は入学式から在学中の色々な出来事を思い起こしながら、親としての関わりを振り返ることができました。最後のホームルームでは家庭生活では見られない意外な子どもの姿を目にする機会にも恵まれました。子どもの節目の行事にはご夫婦でご出席されることをお勧めします。

さて、毎年この時期は花粉症で悩まれる方がいると思います。昨年よりスギの飛散量は多く、うちでは私と小6の息子が花粉症で目のかゆみ・鼻水・鼻づまりなどの症状に悩まされ薬を飲んでいます。今月は診察時よく質問のある「花粉症とかぜの見分け方」についてお話をします。

 

花粉症とは

 アレルギー性鼻炎の一つで、体外からは入ってきた花粉等の異物を体が防御するために起こり、鼻水・鼻づまり・くしゃみ・目のかゆみ等の症状があります。花粉の代表はスギで2~4月に飛散します。5月まで症状がある方はヒノキの花粉の可能性があります。子どもの場合、0~1歳はあまりみられず、3~4歳から発症し始めます。

 

かぜとの見分け方

 花粉症は花粉と接触して症状が出るため、花粉の飛散量によって症状が変わります。多い日は症状が強く、少ない日は症状が軽くなります。症状はスギ花粉が終わる4月まで続き、目のかゆみ・透明な水っぽい鼻水・くしゃみ・鼻づまりが特徴的です。特に目のかゆみがある場合は可能性が高いと思われます。咳はあまりでません。

かぜの場合はウイルスなどが原因のため、多くが約1~2週間程度で落ち着きます。熱が出る時もあります。目のかゆみは出ません。

両者がわかりづらい時は薬の効きが参考になります。花粉症の薬が効くことで症状が楽になれば花粉症と考えられます。両親が花粉症であると子どもも花粉症になる可能性が高いので、家族の方が花粉症であるかも参考になります。初めて花粉症の症状がでてきた場合はすぐに診断がつきにくいこともあり、経過をみながら診断していきます。

インフルエンザのように検査をするとわかると考えがちですが、スギの特異的IgE抗体では体質・感受性がわかる程度で、確定するまでの精度はありません。

 

治療法

治療は薬と花粉回避の2本柱です。薬は飲み薬と点眼薬・点鼻薬があります。薬の種類は年々増え、副作用である眠気は少なくなってきています。合わせて服用回数も1日1~2回と少なくなり、飲みやすい味になっています。基本は飲み薬である抗ヒスタミン薬を内服します。症状の程度によって、点眼薬や点鼻薬を併用していきます。症状がひどくなる場合はさらに抗ロイコトリエン拮抗薬を追加する場合もあります。

花粉症の症状を軽くするためには、治療薬とともに花粉を避けることも大切です。

  • 飛散の多い時は、外出を控える・窓や戸を閉める。
  • 外出時にマスク・メガネを着用し、毛織物などのコートは避ける。
  • 帰宅時、衣服や髪をよく払い入室し、洗顔・うがいをし、鼻をかむ。
  • 掃除を励行する

以上を参考にしてください。子どもは外に出ないで生活することは不可能ですので、できることからやっていきましょう。

 

アレルギー免疫療法が新登場!

 アレルギー免疫療法とはアレルギーの原因である「アレルゲン」を少量から投与することで体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。従来の花粉症の薬である抗ヒスタミン薬は対処療法でしたが、昨年から発売された「シダトレン」という薬はスギ花粉症の原因物質であるスギ花粉のエキスが入っており、舌にためて飲み込みます。体に花粉が異物でないことを学習させるために2~3年位の長期間飲み続ける必要があります。対象者は12歳以上です。8割の人に効果があり、副作用としては口の中の腫れやかゆみが数%見られます。全身の副作用が起こる可能性は非常に低いため安全に行えます。さらに体質が変わることでぜんそくやアレルギー性鼻炎などの発症が抑えられる効果も期待できます。

 

参考文献

スギ花粉症におけるアレルゲン免疫療法の手引き 一般社団法人日本アレルギー学会

アレルギー疾患 診断・治療ガイドライン2010 協和企画

花粉症と周辺アレルギー疾患 診断と治療社

 

ウォン・ウティナンさんの裁判を支える署名と寄付について

署名1万3千筆、寄付金150万円達成しました。4月下旬に裁判が開始されます。経過はこのコラムにてご報告させていただきます。ご協力いただいた皆様に感謝致します。

 

新年度をみなさんはどう過ごしていますか?我が家の子どもたちはそれぞれ進級だけなので落ち着いています。ただし担任の先生がどんな人かは気になります。入園・入学のあるご家庭においては、新生活を楽しみながら徐々に慣れていけるといいですね。

 花粉症の皆様、この時期はとにかく憂鬱でしょう。私も花粉症で、薬を飲まずにいると、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみが止まりません。北海道と沖縄にはスギがないのでスギ花粉症はなく羨ましい限りです。うちでは10歳の息子が今年初めて花粉症になってしまいました。私よりも症状がひどく、飲み薬・点眼薬・点鼻薬でしっかり治療しています。花粉症用のメガネも買って使用したところ、効果があるようです。先日、干したふとんに寝ようとしたら5分後には目がかゆいと訴えてきました。今月はシーズンである花粉症のお話をします。

 

はじめに

 国民の4人に1人が花粉症と言われ、子どもの発症は低年齢化してきています。当科でも花粉症の発症年齢は3~4歳からみられ、年齢が上がるほどに多くなっています。今シーズンの花粉飛散量は、例年と比較して少なかった昨年よりも多く、例年の2倍程度とも言われています。スギ花粉の飛散は2~4月です。5月以降も症状がある場合はヒノキの花粉症かもしれません。専門の医療機関は鼻症状がメインであれば耳鼻科、目の症状がメインであれば眼科ですが、小児科・内科でも対応できます。

 

症状と診断

 典型的な症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみです。ひどい場合は集中力が低下したりして、日常生活に悪影響が出てきます。症状と合わせて、鼻の粘膜が腫れているかどうかや皮膚テスト、血液検査(血清特異的IgE抗体)などを基に診断します。鼻水や鼻づまりの症状では感冒と区別しづらい場合もあります。目のかゆみを繰り返した場合は花粉症がかなり濃厚と考えてよいでしょう。子どもの場合、年齢が参考になり、0・1歳はあまりいません。

 

治療法

治療は薬と花粉回避の2本柱です。薬は飲み薬と点眼薬や点鼻薬があります。薬の種類は年々増え、副作用である眠気は少なくなってきています。合わせて服用回数も1日1~2回と少なくなり、飲みやすい味になっています。基本は飲み薬である抗ヒスタミン薬を内服します。症状の程度によって、点眼薬や点鼻薬を併用していきます。症状がひどくなる場合はさらに抗ロイコトリエン拮抗薬を追加する場合もあります。

別の治療で症状が重い場合は、スギのエキスを注射して根本的に治す特異的免疫療法や鼻閉を改善するためにレーザー手術や切除術などがあります。

受診が難しい場合は抗ヒスタミン薬などがドラッグストアでも販売されています。花粉症の薬は副作用で眠気が気になりますので、眠気の少ない薬を選んでください。

 

花粉を避けるには

  • 飛散の多い時は、外出を控える。
  • 飛散の多い時は、窓・戸を閉める。
  • 飛散の多い時は、外出時にマスク・メガネを着用する。
  • 外出時、毛織物などのコートは避ける。
  • 帰宅時、衣服や髪をよく払い入室する。洗顔、うがいをし、鼻をかむ。
  • 掃除を励行する。

以上を参考にしてください。子どもは外に出ないで生活することは不可能ですので、できることからやっていきましょう。

最後に、究極の治療はスギをなくすことです。伐採し別の木に植え替えるなど抜本的な話を進めていただきたいと思います。

 

BCG接種推奨時期が「生後5ヶ月から8ヶ月未満」へ変更

 生後2ヶ月から始まる予防接種が種類も回数も多くスケジュールが密であることと、生後早期の接種で起こる骨炎などの副作用を減らすために、BCG接種時期が今までの「生後6ヶ月未満まで」から「1歳未満まで」と引き上げられました。また合わせて推奨時期を「生後5ヶ月から8ヶ月未満」に変更されました。今月から適用されますので、今までよりスケジュールが立てやすくなります。

 

参考文献

アレルギー疾患 診断・治療ガイドライン2010 協和企画

花粉症と周辺アレルギー疾患 診断と治療社

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