• げんき夢こども園:055-268-5577
  • げんきキッズクリニック:055-268-5599ご予約はこちら
image

院長コラム

平成30年10月号(Vol.161)
スマホと上手に付き合うには

 暑かった夏がようやく終わり、過ごしやすい秋に入ってきました。夏休みでのんびりしていた子どもたちは運動会の練習に追われ、今月になり運動会が終わりホッとしている頃だと思います。運動会で疲れてしまったお子さんがいたら少し休ませてあげてください。先月、娘(6歳)と金川の森へ行ってきました。娘は今までできなかった1人乗りカートに乗り、時々私を確認しながら、一生懸命にペダルを漕いで楽しんでいました。
風疹が首都圏を中心に増加しています。全国の患者数は496人(先月9日時点)、昨年1年間の5倍を超え流行の兆しがあります。患者さんの多くが30~50才代の男性です。20週までの妊婦さんが風疹にかかると、お腹の赤ちゃんにも感染して、眼や耳、心臓に障害が発生する先天性風疹症候群になる恐れがあります。特に妊婦さんの夫やそのお子さんには予防接種(2回接種)をお勧めします。風疹の症状は熱、発疹、首の後ろのリンパ節腫脹、眼が赤いなどです。疑われる場合は周囲に広げないためにも医療機関に受診をしてください。
今月は生活になくてはならない存在になったスマホと上手に付き合う方法について考えたいと思います。

スマホは欠かせない存在になった

 今はほとんどの親はスマホを持っています。内閣府が今年2月発表した調査では小学生が3人に1人、中学生が2人に1人、高校生はほとんどがスマホを持っていて、スマホは生活必需品になりました。うちでも7年前、長男が高校入学時にスマホが欲しいとせがまれましたが、私自身が必要性を感じなかったため、買わずに過ごさせ大学生になって持つようになりました。現在、高校1年生の息子は諦めて私に欲しいと言いませんが、学年で持っていないのはあともう1人だけだと言っています。私自身は外食店の待ち時間短縮のためスマホを持つようになりました。大学生の息子たちとは電話をかけても通じないのでLINEで連絡を取って大変重宝しています。他にスマホのメリットとして、診察時、保護者からお子さんの発疹・便・けいれん・歩き方・咳の様子をスマホで見させてもらい様子がよくわかり、大変役立っています。今後もスマホの進化は進んでいき、欠かせない存在になっていくのでしょう。

どうやって付き合っていくか?
 うちの娘(6歳)は私のスマホでゲームをしたがります。子どもは親の真似をしたがるので、私はなるべく子どもの前でスマホを触らないように意識しています。スマホを持っていない高1の息子はうちのパソコンでツイッターなどを通じて友達とコミュニケーションを取っています。長時間使用しないように、居間に置くようにして注意を払っています。子どもたちに完全な自己管理を期待することは難しいので、親が監督していかねばならないと思います。
 子どもにねだられた場合、スマホを買うときにしっかりとしたルールを決めることが大切です。スマホを利用する時間が長くなると、子どもの睡眠時間や学習時間が減る傾向にあります。1日何時間、夜何時まで使用していいのか・食事中は使用しないなどのルール作りを徹底し、約束が守れなかった場合どうするかなどしっかりと話し合いをすることが大切です。

医師としての立場から

 スマホの長時間視聴により子どもたちの悪影響が懸念されますが、科学的にそれを裏付けるデーターがあまりないのが現状です。将来、悪影響があるデーターはでてくると思います。それから対策をするのは遅いので、多少の使用はしかないのですが、長時間使用することは避けるべきだと思います。家事で忙しい時、飲食店や電車などで子どもを泣かせないために、やむを得ず使用することもあると思いますが、最小限での使用をお勧めします。できたら、スマホの使用ではなく、絵本やおもちゃなどで対応した方がよりよいと思います。
 日本小児科医会から「ムズかる赤ちゃんに子育てアプリの画面で対応せず、赤ちゃんと目と目を合わせ、語りかけることで赤ちゃんの安心感と親子の愛着が育まれること」「親も子どももメディア機器の接触時間を減らし、絵本の読み聞かせをすることで親子の会話や体験を共有することで親子の育ちになること」「外で遊んでいても親がスマホに夢中にならず、一緒に遊ぶことで子どもの体力や運動能力そして五感や共感力を育むことができること」などが提唱されています。以上のことを理解し、スマホと上手に付き合うことをお勧めします。

参考文献

日本小児科医会ホームページ 子どもとメディア委員会
http://www.jpa-web.org/about/organization_chart/cm_committee.html

ページトップ