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院長コラム

平成29年4月号(Vol.143)
女性の愛情曲線~子育て後の夫婦円満のために~

2017/04/01

 先月娘と上野動物園に行きました。パンダの園舎を見に行くと、えさが高い所にぶらさげられ、それを食べようとパンダが立ち上がり2足歩行をしている姿を見て驚きました。冬で寒いせいか人が少なくゆっくりと過ごせてよい思い出になりました。
 さて今回、森友学園の問題で「教育勅語」が話題になりました。教育勅語は日清戦争が始まる4年前の1890年に発表されました。内容は親孝行や夫婦円満などを説いていますが、最後の12番目に「いざとなれば国民は天皇のために国家に身をささげよ」とあります。子どもたちはこの教育を受けて、日本が軍国主義に進んでいった背景があります。戦後は主権が天皇から国民に変わり、教育勅語は廃止されました。現在の憲法にそぐわないのは明らかです。
 今月は私が子育ての話をするときによく使う「女性の愛情曲線」についてお話します。これを知ってパパが子育てに積極的になって幸せな家庭を築いてもらいたいです。

女性の愛情曲線とは

 「女性の愛情曲線」とは東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長の渥美由喜さんが、女性にライフステージごとに愛情の配分先の変化を調査したグラフです。結婚直後はもちろんトップは「夫」ですが、子どもが生まれるとトップは「子ども」になり、夫への愛情が急激に下がります。その後子どもが小・中・高校と成長するにつれて、夫への愛情が徐々に回復していくグループ(回復グループ)と回復せず低迷していくグループ(低迷グループ)に二極化します。子育てが大変な乳幼児期に「夫と2人で子育てをした」場合は回復グループ、「ママが1人で子育てをした」場合は低迷グループになりました。乳幼児期にパパとママで一緒に子育てをすると、子育てを終えた後も2人で愛情に満ちた生活ができることがわかりました。

回復グループになるために

 私は5人の子どもを持ち子育て歴21年、まだ4歳の娘がいる現役のパパです。第1・2子までは子育てをしていたかと言えば、お風呂に入れたり、おむつ替えはしましたが、十分ではありませんでした。第3子以降は転勤先で核家族での子育てだったため、やらざるを得ないということもあり徐々に積極的になりました。今では朝起きて、食事の準備や娘のお相手をして出かける前には「高い、高い」をして、仕事が終われば、まっすぐに帰り娘とお風呂に入ったり、家族で夕食を食べ、寝る前にかくれんぼをしたりして寝ます。今しかできないと思い、子育てを楽しんでいます。余暇は長生きするためにランニングで体を鍛えています。それ以上は今はせず、子どもが大きくなってからと考えています。3歳まではとても手がかかります。それ以降は徐々に手がかからなくなり、中2の四男は友達と遊ぶことが主になり、親離れが進んでいます。うちには中2と高2もいますが、休日一緒に遊んでくれる子は4歳の娘のみです。私は回復グループを目標に子育てをしています。パパたちも子育てに積極的になり、1人でも多くのパパに回復グループに入って欲しいと期待しています。パパの中には仕事を第一に考え子育てをマイナスに思っている人もいるかもしれません。子育てをすることで子どもやママも気持ちもわかるようになり、その経験があることで上司になった時に部下の気持ちもわかるようになります。損なことは一つもありません。懐の深い上司になれます。低迷グループに入ると、家庭に居場所がなくなり、離婚・精神的な不安定から体を壊す・仕事がうまくいかなくなるといった負のスパイラルに陥ります。
 人生80年の中たった6年間(期間限定)しか子育てを楽しめません。今しかできない子育てを楽しみましょう。子どもはやがて巣立っていくので、回復グループに入って大好きで結婚した妻と老後まで一緒に過ごしましょう。

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